誠の桜に止まる蝶~沖田目線~
僕はそっと蝶の髪をなでる。

総「どうしてそう思うの?」

蝶「だって、総司ずっと私のこと少し申し訳なさそうな顔してるし・・・それ・・に・・・」

眠いせいで言葉がとぎれとぎれになる。

総「それに?」

蝶「総司がどうしてって問い返すときはだいたいあっているときだもん・・・・」

そのままゆっくりと瞼を閉じる。

総「本当に蝶は僕のことをよく見てるね。」

苦笑いをおもわずこぼしてそっと蝶を僕の膝に寝かせる。

するとふわっと肩に温かいものがかかる。

そして蝶にも打掛が掛けられる。

沙「秋の夜長にそんな薄着してると風邪ひくわよ?」

総「沙織」

沙「総司、なんか悩んでいるの?」

沙織の急な問いかけに僕は言葉を詰まらせる。

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