誠の桜に止まる蝶~沖田目線~
左「お前が望むなら俺はいつまでも傍にいるだから、俺の妻になってくれねえか?」

沙「っはい!!」

笑顔で頷く。

そこに流れる確かな穏やかな時間。

「うおおおおおおおおおおおおおお!!」

沙「えっ!?」

突然の叫び声に沙織は驚き肩をすくめる。

左「ったく、仕方がねえな。」

そういうとさっと扉が開かれる。

沙「み、みんな!!」

新「左之、沙織、よがっだなああああああ!!!」

この世のものとは思えない顔で新八は涙を流す。

平「左之さん!!かっこよかったぜ!!!」

一「うむ。沙織が惚れるのもわかる気がするな」

土「おいおい。わかってどうするんだよ」

沙「み、みんないつから・・・・」

総「初めからいたよ?」

蝶「うん。私たちのときも見守ってくれたから。そのお礼」

沙「っもう!!」

嬉しそうに微笑む沙織の顔は今まで一番きれいだった。

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