Love Letter~君に言えなかった想い~


君に初めて会ったのは、4月でした。
僕が生徒会の体験に行ったときだったよね。

中学の先輩がいたから行っただけだったのに。
きっと僕は君に会って変わったんだと思う。

優しくてかっこいい、一つ上の先輩。
一年生から大注目されてた(笑)

初めて話したときだって優しく「佳央ちゃん」って
笑顔で呼んでくれた。

その時は僕に付き合ってる人がいてさ、
相談にものってもらって、
気付いたら君は僕の中で
「憧れの先輩」から「好きな人」になってた。

その人と別れて、
君と電話する日が多くなった。
どんな小さな質問も話題も
君と話せるから楽しかった。

あのね、名前を呼ばれるたびにドキドキしてたの。
泣きそうになるくらい好きになってたの。



会長と一緒に帰った時に
「あいつの事どう思ってんの?」
って聞かれたんだ。

僕はただの後輩だし、
不細工だし、好きって言っても迷惑だから
「かっこいいですよね!神様みたいで後光が差してます!」
って好きってゆーとこだけ嘘ついて答えたの。


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