ねぇ、好き?


ただいまHR中。

はぁーこういう日って、1番つまらない。
早く終わらないかな~

「では、明日からこのメンバーでやっていきます。1年間よろしくお願いします。」

終わった???

「また明日」

よーし!
晴香のところにいってメアドを聞くか、う~ん
ちっと緊張するけどいってみよう!

「あの・・・は・・るか」

今にも消えそうな小さな声で言った。
頭の中はこんなに元気だけど、自分から声をかけると超消極的になってしまうのが今の悩みだ。

でも
「あ!奈々!メアド!」
と答えてくれた。晴香は優しいな~
「うん!」
元気いっぱいに答えた。
そして赤外線をやって
「じゃあ、またね」
といったが
「あの、さ。このあとあいてない?」
と上目遣いで聞かれちまったもんだから
「あいてるよ」
「じ、じゃあどっか遊びに行かない?」
「うん、いいよ」
と答えてしまった。
ほんとは直行で帰りたかったけど別に暇だし。
いいか~
「どこ行く?」
「●きゅー」
「いいね!」

というわけで●キューにやってまいりました。
が、ギャルばっか。
てか
店員ギャル。不潔そう。
そう、私はギャルに対し偏見を抱いている。
この考えを捨てておけばよかったのに・・・
「かわいい~」
と目をきらきらさせている晴香に心が奪われそうで・・・
そのとき、
「ねぇ、君たち」
と声をかけられた。
「おれらと遊ばない?」
げ。きも。実にチャラオだ。
吐き気が・・・
香水くさいし。
今すぐ逃げ出したい。
どうしよう。そのとき、
「うちら彼氏もちなんで。」
と鋭い目つきで晴香が答えてくれた。
助かったけど
「え?うち彼氏いないよ?てか晴香彼しいるんだ~いいなぁ」
「え?うちだっていないお☆」
「???だって今かれしもちって・・・」
「ふふっ」
くすっ、と笑った。かわいい。
でも
「奈々って天然だね」
といってきた。
うち、天然じゃないし。
「バカ。なんぱの断り文句よ。」
なんぱって、あのなんぱ?
「えっ?今うちらなんぱされてたの?」
「わかんなかったの?奈々かわいいwてか、思ってたんだけど奈々めちゃめちゃ可愛い顔してるよね」
なっ・・・この人はお世辞がすきなのか?
今1文に「かわいい」2回も出てきたよ?
「晴香のほうが1000000000倍可愛いけど」
「いや奈々のほうがかわいい」
「ううん。晴香のほうが可愛い。」
「いや奈々のほう
「いや晴香・・

このやり取りがしばらく続いたことはいうまでもない。
そうして
おソロのマスコットのクマさんや
プリクラをとったり
服を買ったり


晴香と仲良くなれた気がする。

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