遠距離片想い








 伝える事のできない思いを誰もいない








 駅のホールで叫ぶしか出来なかった。











 電車が完全に見えなくなって、あたしはペタンとその場に座りこんでしまった。









 目から溢れる涙は止めど無くて……








 次から次へと溢れるだけ…









 ホールのコンクリートがあたしから体温を奪っていく。








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