ペット化宣言
あ、あんなに焦ってる顔初めてみた。
ぶわっと顔が赤くなる。
男の人に真剣に心配されるなんて生まれて初めてだからに違いない。
私と目があった船長さんは右左と辺りを見回すともう1度私を
見て言った。
「助けて欲しいのはその脳内構造か?」
それは俺でも無理だ。と言って帰ろうとする船長さんを慌てて引き留める。
嫌そうな顔をする船長さんに恥ずかしながらもチャックを下げて貰うことをお願いした。
「………一人で脱げないとか本格的にペットだな。それか痩せるとかそういう努力をしろ。何故俺より小さいのにそんなに食えるんだ。家畜になる気か。」
いつも以上に辛辣な船長さん。
心なしか貶され量もいつもより多い気がする。
「こ、このドレスだけですし!少しは太ってるかもしれないですけど、ガリガリよりはましです!」
口答えするな、と頭にいつものようにチョップを入れられ去っていく船長さん。
私も急いで着替えるとその後をすぐさま追っていった。
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