逢いたくて
仕事を失った私にはこのうえないいい話
ひとりにならなくてすむのも嬉しい
渉とはあって時間は間もないけど信じられそうな人だし
「あ~そうやって考えない考えない。足と手消毒しよ」
渉は私の肩をおさえて椅子に座らせた
普通の家にはなさそうな救急箱
なれた手つきで手当していく
本当に医者なんだ…
「いたっ!!」
消毒液が足に広がる擦り傷にしみる
思わず渉の手をつかんでいた
「ばい菌入るよ?全く自分を傷つけて~痛いだろ?」
「いたた~」
渉は細いのに筋肉質な手で私の手をガードして治療していった
ふと部屋に目をやるととても広い1建屋
大きな窓からは庭が見える
庭をじーっとみていると
「ジャングルみたいだろ?」
「え?」
「無駄に広くて管理に困ってんだ」
一緒に住もうといわれた理由がわかる気がした
「お医者さんてすごいですね」
「俺じゃなくて親父。院長なんだ。西崎総合病院の」
「…にし…ざき…そっ…え~?!」
西崎総合病院て県内で1、2を争う大きな病院
「いい反応ありがとう」
渉はまた無邪気に笑った
ひとりにならなくてすむのも嬉しい
渉とはあって時間は間もないけど信じられそうな人だし
「あ~そうやって考えない考えない。足と手消毒しよ」
渉は私の肩をおさえて椅子に座らせた
普通の家にはなさそうな救急箱
なれた手つきで手当していく
本当に医者なんだ…
「いたっ!!」
消毒液が足に広がる擦り傷にしみる
思わず渉の手をつかんでいた
「ばい菌入るよ?全く自分を傷つけて~痛いだろ?」
「いたた~」
渉は細いのに筋肉質な手で私の手をガードして治療していった
ふと部屋に目をやるととても広い1建屋
大きな窓からは庭が見える
庭をじーっとみていると
「ジャングルみたいだろ?」
「え?」
「無駄に広くて管理に困ってんだ」
一緒に住もうといわれた理由がわかる気がした
「お医者さんてすごいですね」
「俺じゃなくて親父。院長なんだ。西崎総合病院の」
「…にし…ざき…そっ…え~?!」
西崎総合病院て県内で1、2を争う大きな病院
「いい反応ありがとう」
渉はまた無邪気に笑った