逢いたくて
こんな日に限って信号につかまる
家を出て3個目の信号で限界がきた
「咲?」
たっていられなくなり思わずしゃがんで目を閉じた
「もうだめだ。帰るぞ」
渉怒ってる…
聞いたことのないような低い声がふってきた
「立てる?」
「ちょっと待って…ケホ」
グルグルと頭の中が回っていて立てそうにない
渉はしゃがんで私の手首をつかみ脈をはかっていた
立ち上がらなきゃ
「もう…大丈夫…」
無理矢理体を立たせ歩こうとして
『ゴンッ』
思いきり電柱にぶつかってしまった…
なにやってんだ私
また渉に呆れられるよ…
怒らせちゃう…
でも「痛い…」
「ごめん。助け損ねた。」
渉の言葉に首をブンブン横に振る
あ~目が回る…
大きく体が勝手に揺れていた
「酔っ払いか」
さっきまでと違い呆れながらもいつもの優しい声で言う渉に涙が流れる
「泣くな。熱あがってるな。ってぶつけたとこたんこぶになってるしっ」
「痛い…。ゴホッ…寒い…」
「寒い?じゃあぐんとあがるな、熱。」
その言葉と一緒にほわっと包まれた
渉のジャケット
「渉のにおいがする。いいにおい~」
「変態?!頭大丈夫か?!」
家を出て3個目の信号で限界がきた
「咲?」
たっていられなくなり思わずしゃがんで目を閉じた
「もうだめだ。帰るぞ」
渉怒ってる…
聞いたことのないような低い声がふってきた
「立てる?」
「ちょっと待って…ケホ」
グルグルと頭の中が回っていて立てそうにない
渉はしゃがんで私の手首をつかみ脈をはかっていた
立ち上がらなきゃ
「もう…大丈夫…」
無理矢理体を立たせ歩こうとして
『ゴンッ』
思いきり電柱にぶつかってしまった…
なにやってんだ私
また渉に呆れられるよ…
怒らせちゃう…
でも「痛い…」
「ごめん。助け損ねた。」
渉の言葉に首をブンブン横に振る
あ~目が回る…
大きく体が勝手に揺れていた
「酔っ払いか」
さっきまでと違い呆れながらもいつもの優しい声で言う渉に涙が流れる
「泣くな。熱あがってるな。ってぶつけたとこたんこぶになってるしっ」
「痛い…。ゴホッ…寒い…」
「寒い?じゃあぐんとあがるな、熱。」
その言葉と一緒にほわっと包まれた
渉のジャケット
「渉のにおいがする。いいにおい~」
「変態?!頭大丈夫か?!」