逢いたくて
「もう、大丈夫そうだな」

家に帰るとすぐ渉は私の胸の音を聞いたり脈をはかった

「念のため明日レントゲンだけとらせて?外来予約いれるから」

「ありがとう」

「うん」

「じゃあ今日も一緒にお風呂入ろうか」

「え~」

「拒否権なし~拉致る~」

「きゃ~」

渉に抱っこされて私たちは浴室へ向かった

今夜も甘くてあったかい夜が過ぎていく


幸せすぎて…

こんな日々が続いてほしいと願わずにはいられなかった
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