逢いたくて
渉が夜勤あけで私は通常勤務の日

仕事を終えて帰る頃には日付がとっくに変わってしまった

電車もないからタクシーで帰るしかない

『~♪』

携帯を見ると渉からの電話

「もしもし?」

「咲。終わった?」

「うん」

「じゃあ待ってて。迎えに行く」

「いいよ。帰れるから」

「だめ。待ってろよ?」

「ありがとう」

私は渉のお迎えを待つことにして裏口に向かった

重たいドアをあけると…

「雪!」

一面銀世界

空からは大きなわたの様な雪があとからあとから振ってきた

もうすぐクリスマス

ホワイトクリスマスになるかな?

あっ家の庭にあるもみの木に飾り付けしなきゃ!

なんだか仕事の疲れもふきとんでクリスマスまでが待ち遠しく感じた
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