逢いたくて

未来

お風呂の中で渉に後ろから抱きしめられながら私も完全に渉に寄り掛かる

「久しぶりだねお風呂」

「最近お互いにシャワーだけとかだったもんな」

「うん」

「また痩せたな」

「ご飯食べる暇なくて」

「身体、壊すなよ」

そういいながら私の肩に無数のキスが降り注ぐ

「うん…」

静かなお風呂で渉が肩にキスする音が響く

腰に回る手に力がこめられ肩をすくめると今度は首筋にキス

渉の次第にあらくなる息遣いに私も心臓がどきどきとする

首筋へのキスを何度も繰り返しながら

「愛してる…」

「愛してる…」

と渉が気持ちをぶつけてくれる

私は自分からくるりと向きを変えた

そして

唇にキスをひとつ

恥ずかしくて触れるか触れないかのキスだったけど

この気持ちが届いてほしい

愛してるって気持ちが…
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