付き合ってるのよ?
私が、見た目で先輩に好かれることは、まずない。


顔が派手だとか、私服が派手だとか、何かと因縁をつけられて、影口をたたかれる。



まぁ、茜先輩の場合、ブラコンで弟が大好きなのにも、私の嫌われる理由が関係してるんだろうな。



「……何か用ですかー?」



そんな露骨に嫌な顔しなくても。


私は、ニッコリと微笑んで


「裕人くんに、用があって来ました」


茜先輩は、頬をピクッとひきつらせた。


「………」


何か、無言で睨まれてるんですけど~。


はぁ。


もう、このまま帰っちゃおうかな?



茜先輩は、裕人くんを呼ぶ気無さそうだし。












































「…………んだけど?」
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