もっとみだらではしたない
「でもま。俺としては……って、何? 何でやめんの?」
動くのをやめて、ヒロトを見下ろす私。
「だって……」
「だって……何だよ?」
もう出来なかった。
気付かないふりをして。
我を忘れて快楽だけを求める事……。
だってヒロトの言葉は――。
「バッカじゃねーの」
「きゃ!」
ヒロトは上体を起こし、私と向き合って目を合わせる。
あどけない少年の姿は鳴りをひそめ、男の本能が剥き出しになっていた。
「何、勝手にやめてんの?」
「っ……ぁあっ!!」
いきなり下から激しく攻め立てられる。
突き上げられる事で起きた強烈な刺激は、痺れるような甘い疼きを全身にもたらして……。
止まっていた腰も無意識に動き出していた。