もう一度君に恋したい


あたしはあの二人が
見えなくなるまで
とにかく走った




走るしかなかった





見たくなかった





だって




見たくなかったんだもん





見たら




見たら





その場でないてしまう






「うっ・・・」







私は彩乃に







何もかもが劣る







でももしかしたら





可能性は
0じゃなかった






あたしを選んでくれる
可能性は







0じゃなかった










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