もう一度君に恋したい

「ごめん!ごめんって美希、怒るなよ」



なによ、今日は祥太のその優しい言葉になんて

騙されないんだから!!



「もう、美希ったら冗談よ、冗談」



彩乃まで・・・

・・・

うん、ここは彩乃に免じで許してやろう!




「よーし!じゃあ、デザートパラダイスの
パフェ一個 祥太はあたしにおごること!」

「げーーー!!何で俺だけ・・・」

「彩乃はあたしに勉強を教えること!」

「やった!」



祥太は一人しょぼくれた顔をしている

へへ!ザマーミロ!!

でも

祥太のそんな顔もあたしは大好きだよ




毎日がこんな感じで過ぎていく

いつもどおり

全部いつもどおり

変わるなんて考えたくもない



「あ!やべ!俺これから行くとこあったんだ!
ごめん!美希、彩乃 今日はここでじゃあな!」

「「バイバーイ」」



あたしと彩乃は祥太と別れ、2人っきりになった


彩乃と2人っきりかぁ

なんだか久しぶり

いつも常に3人だったからなんだか不自然

そういえば

彩乃は祥太のこと好きなのかなぁ

そしたら・・・やだなぁ・・・

応援なんて、絶対できない・・・



「美希は祥太のことが好きなの?」

「えぇ!?」

「あれ?違うの?」



いや、確かに好きだけど

なんで今それを聞く?

タイミングよすぎじゃない?
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