もう一度君に恋したい
頑張ってた
「二人のために、あたしは頑張ってる
頑張ってたの!!」
あたしは、知らない間に
涙が頬を流れていた
祥太と彩乃はすごくビックリしていた
当然か、あたしだって気がつかないうちに泣いてたんだもん
「あたしは、あたしはあの日
男子が何を話してたか知ってる」
彩乃は平然としていたが
祥太はとてもビックリしていた
「あたしはその時忘れ物取りに戻ったの
で、でも、男子が中にいて入れなくて
しばらくそこにいたら
話の内容が、だんだんわかってきたの。
・・・
祥太、教えて あの日男子が話してたのは
クラスの女子のランキングでしょ?」
今度は彩乃の方がビックリしていて
逆に祥太は黙ってしまった。
「ああ」
「でも美希?それは別に悪いことじゃないわ!?」
彩乃・・・
そんなこと
あたしだってわかってるんだよ