もう一度君に恋したい
夏祭り
あれから何日かたった。
彩乃と祥太とは
まだ一回も話していない
今日は休日で
たまには服とか新しいものを見たいから
あたしは1人で今お店へ向かっている。
「あつーい」
無意識にそんな言葉が出てしまうほど
今日はとても暑かった。
そんなとき、ふと目に入ったのが
看板に貼ってあった、夏祭りの紙…
毎年、毎年
あたしと彩乃と祥太の3人でこの夏祭りに行っていた。
「今年はもう、違うのかぁ〜」
あたしは1人、道の真ん中でふとつぶやいてしまった。
さみしい………
なんだか突然悲しくなってきた。
もう考えるのはやめておこう。
しばらく歩き続けたら
目の前に見慣れた格好の男の子が立っていた。
しょ、祥太……?