もう一度君に恋したい


明日は明日は夏祭り〜♪
夏祭り~!
夏祭り……夏祭り……?
夏祭り…………?

夏祭りだったら、やっぱり浴衣?
私服?去年までは私服だったけど…
今年は……祥太も

ん?祥太?
まてよ
あたしこの間祥太に告白的なことを
した気がするんだけど……

あ……れ!?


ボンッ!!!!!!

あたしは顔が真っ赤になってしまった。


い、いかんいかん。落ち着いて。
結局あたしは三人で一緒にいるのが一番いいっておもったんだから!!!

そうそう!へーき!へーき!!

へーき……なのかな……
あ、そうだ!彩乃に電話して聞けばいいや!!

うんうん。 ナイスアイディア!!


『プルルルルル プルルルルル ガチャ』

『はいもしもし』

「あ、彩乃?」

『ええ、どうしたの?』

「あ、あのね明日の夏祭りなんだけど、
私服と浴衣どっち着ていく?」

『!ははぁ〜ん。わかった。祥太のためね』


彩乃が電話ごしに笑ってることにあたしは気づいた。


『断然浴衣だね』

「そ、そうかな……」

『そうに決まってるでしょ?』

「わかった 浴衣にする!!彩乃は?』

『あ〜ごめんなさい!悪いんだけど私その日、祖母の命日ってこと忘れてて、お見舞いがてら祖母の家族へいかなくちゃ行けないのよ。だから祥太と2人で行って来て?』


「え!?」

『ごめん!そういうことだから!ちゃんともう祥太にも伝えてあるわ!!
ガチャ。』




き、切られた……

め、命日ってそんなの聞いてないよ…


はぁ。

バカ彩乃め……


しょうがない祥太と明日の時間決めよう!!うん!


『プルルルルル プルルルルル
……どうした?美希。』


ドキッ




祥太の声って電話越しだとメチャクチャ低くて……ちょっと
かっこいい


「あのね、明日の時間決めようと思って何時にする?」

『俺六時まで用事あるから7時に神社の階段のところでいいか?』


「わかった、じゃちゃんと来てよ?」


『はは そりゃお前だろ』

わ、笑われた・・・

「でも祥太いつも時間までにこないんだから」


『明日はちゃんと行くよ』


「もう!約束だからね」


『わかってるよ、
お前こそしっかり来いよ』


「うん」



ガチャ




そうして電話は切れた。



なによ祥太ったら
乙女心がちっともわかってないんだから



でも……
明日は夜一緒にいられるんだ


今夜はもう眠れないよっ!


早く明日にならないかな

会いたい。会いたいよ
祥太………











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