もう一度君に恋したい



あたしはそれから瀬玲奈ちゃんとたくさん色々と話し、友達になった。


「あ!そうだ!!
明日のお昼一緒に食べようよ!!
あたしの他に幼馴染が2人いるんだけどさ、すっごくいい人たちだからきっと気に入るよ!!」




「ありがとうございます」



とにかく瀬玲奈は礼儀正しく、おしとやかだった。







「はい!ここだよ!!」



あたしたちの学校
聖陽中学に到着した。

「わー。綺麗ですね」



「瀬玲奈ちゃん、」


「瀬玲奈でいいですよ?」


「じゃ瀬玲奈、別に敬語じゃなくてもいいんだよ?」


「いいえ、癖ですのでおきになさらないでください」



「そ、そう?」



もう一つ付けたし。
多分相当のお嬢様だ……



そして、午後1時………





「美希さん、今日は長い時間本当にありがとうございました」



「いいのいいの!!
困った時はお互い様でしょ?」


「とてもお優しいですね、美希さんは」



「明日からよろしくね!!」



「ええ、明日美希さんの御友人にも
挨拶をさせていただきます」





瀬玲奈はお辞儀をすると、どこかへ行ってしまった。



結構な暇つぶしになったな。

というか礼儀正しすぎる……



今のこと彩乃に報告っと!!






< 46 / 51 >

この作品をシェア

pagetop