もう一度君に恋したい
あたしはそれから瀬玲奈ちゃんとたくさん色々と話し、友達になった。
「あ!そうだ!!
明日のお昼一緒に食べようよ!!
あたしの他に幼馴染が2人いるんだけどさ、すっごくいい人たちだからきっと気に入るよ!!」
「ありがとうございます」
とにかく瀬玲奈は礼儀正しく、おしとやかだった。
「はい!ここだよ!!」
あたしたちの学校
聖陽中学に到着した。
「わー。綺麗ですね」
「瀬玲奈ちゃん、」
「瀬玲奈でいいですよ?」
「じゃ瀬玲奈、別に敬語じゃなくてもいいんだよ?」
「いいえ、癖ですのでおきになさらないでください」
「そ、そう?」
もう一つ付けたし。
多分相当のお嬢様だ……
そして、午後1時………
「美希さん、今日は長い時間本当にありがとうございました」
「いいのいいの!!
困った時はお互い様でしょ?」
「とてもお優しいですね、美希さんは」
「明日からよろしくね!!」
「ええ、明日美希さんの御友人にも
挨拶をさせていただきます」
瀬玲奈はお辞儀をすると、どこかへ行ってしまった。
結構な暇つぶしになったな。
というか礼儀正しすぎる……
今のこと彩乃に報告っと!!