もう一度君に恋したい
彩乃の気持ちと裏腹に美希は幸せで一杯だった。



あー!
もう4時だ!6時に祥太と待ち合わせしてるから、もうそろそろ帰ってしたくしよーっと


美希は自分の家へ帰るため、長い長い道のりの階段を一段一段登って行った。


「ただいまー!お母さん、浴衣出してあるー?」

「あるわよ、そこにおいてあるでしょう?」

あたりをよく見ると、椅子の上に綺麗にたたまれた浴衣がおいてあった。

大きな蝶が白い布の中で舞っている。


数分後

「どう!?どう!?お母さんあたし可愛いかな?」


「あたしの娘なんだから可愛いに決まってるでしょう?」


「それじゃ意味ないのー」

5:30か。
もうそろそろでかけよう。

「じゃいってきまーーーーす!」


「いいー?怪我だけは絶対にしないのよー!」


「はーい!大丈夫!大丈夫!わかってまーす」


あたしはお母さんに笑顔で見送られた。
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