カサブランカにはなれない
私は空いている席を見つけ微熱で頭がぼーっとしながら座って一点を見つめる。
待ち始めて何分経っただろうか。一向に私の番号が呼ばれる気配がない。
その時だった。入り口から見た事のあるような人が入ってきた。
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