カサブランカにはなれない
17.キヨさんの言葉
相談室で、相談員に手続きのことや荷物のことを話している。
私は、本当にもうキヨさんとは会えないのだと改めて実感した。
すると、私の姿を見た相談員が「あの職員ですよ。」と次男夫婦に言って
私を指した。
お嫁さんが私の方へやってきて、言った。
「あなたが事務の渡辺さん?」
「はい。私ですが。」
私はなにがあったのかと少しどきどきした。
「おばあちゃんのベッドの下からあなた宛の手紙が見つかったんです。
これ、受け取ってください。」
私はびっくりした。
「え???」
「これ、読んであげてください。では、確かに渡しましたから。」
お嫁さんは会釈をして相談室の方へ戻っていった。
「ありがとうございます。」
私はお嫁さんに向かっていった。
私は、まさかキヨさんが私に手紙を書いているだなんて思ってもいなくて
それだけでとても嬉しかった。
私は、受け取ったうすい封筒をながめた。
「事務の渡辺さんへ」と書かれている。
茶色い封筒をはさみで切って開けた。
なかに便箋が一枚3つ折りで入っていた。
私はおそるおそる開いた。
すると、すこしふるえる字がびっしり書いてあった。
私は、本当にもうキヨさんとは会えないのだと改めて実感した。
すると、私の姿を見た相談員が「あの職員ですよ。」と次男夫婦に言って
私を指した。
お嫁さんが私の方へやってきて、言った。
「あなたが事務の渡辺さん?」
「はい。私ですが。」
私はなにがあったのかと少しどきどきした。
「おばあちゃんのベッドの下からあなた宛の手紙が見つかったんです。
これ、受け取ってください。」
私はびっくりした。
「え???」
「これ、読んであげてください。では、確かに渡しましたから。」
お嫁さんは会釈をして相談室の方へ戻っていった。
「ありがとうございます。」
私はお嫁さんに向かっていった。
私は、まさかキヨさんが私に手紙を書いているだなんて思ってもいなくて
それだけでとても嬉しかった。
私は、受け取ったうすい封筒をながめた。
「事務の渡辺さんへ」と書かれている。
茶色い封筒をはさみで切って開けた。
なかに便箋が一枚3つ折りで入っていた。
私はおそるおそる開いた。
すると、すこしふるえる字がびっしり書いてあった。