さよならまた逢う日まで
プロローグ
昔 空を飛んでみたいと本気で思ったことがあった。



風呂敷を首に巻いて2階の窓から飛び降りようとして、母ちゃんにこっぴどく怒られた。





「飛べるわけないでしょ!」




試す前に答えを出され、不完全燃焼な思いをどこへ向ければいいのか…




もどかしさに世界をにらみつけてやった。


あの時のこと…今思い出した。


走馬灯で振り返るには思い出が少なすぎる





っていうか…実際見てるし!




俺自身の誕生の瞬間…




病室で写る母ちゃんと生まれたての俺。



目がいってるし…




初めの一歩



この頃までは自分で言うのもなんだがかわいかった。






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