さよならまた逢う日まで
「連絡…どうやってとろうか?」
「LINEやってる?」
数分前のやり取りを思い出した。
お互い照れくさそうにLINEの交換をした。
友達に登録された「堺」の一文字をジッと見つめた。
コキッ!と音がし吹き出しが出てきた。
「お疲れさま。」
吹き出しと共に可愛らしい女の子のスタンプが手を振った。
膝から力が抜けそうになり自転車もろともこけるとこらだった。
余韻に浸り帰ろうとしたところでまた吹き出しが現れた。
残念ながらその吹き出しは堺からではなく桜井からだった。
「8月28日(土)VS桜台高校練習試合 勝つべ!」
吹き出しの後に意味がわからないパンダが踊りまくっていた。
奇しくも花火大会と同じ日…。
モテない顧問谷口の陰謀だ。
絶対そうだ。
舞い上がったり凹んだり一人で心をかき乱しているところで決定的なダメージを受けた。
8月28日
その日は約束の1ヶ月最後の日だった
「LINEやってる?」
数分前のやり取りを思い出した。
お互い照れくさそうにLINEの交換をした。
友達に登録された「堺」の一文字をジッと見つめた。
コキッ!と音がし吹き出しが出てきた。
「お疲れさま。」
吹き出しと共に可愛らしい女の子のスタンプが手を振った。
膝から力が抜けそうになり自転車もろともこけるとこらだった。
余韻に浸り帰ろうとしたところでまた吹き出しが現れた。
残念ながらその吹き出しは堺からではなく桜井からだった。
「8月28日(土)VS桜台高校練習試合 勝つべ!」
吹き出しの後に意味がわからないパンダが踊りまくっていた。
奇しくも花火大会と同じ日…。
モテない顧問谷口の陰謀だ。
絶対そうだ。
舞い上がったり凹んだり一人で心をかき乱しているところで決定的なダメージを受けた。
8月28日
その日は約束の1ヶ月最後の日だった