【短】恋殻物語
衝撃的過ぎるカミングアウトに、一気に真っ赤に染まる頬。


その上いきなりギュッと抱きしめられて、体がカチコチに固まってしまった。


「オレなりにアタックしてたつもりだったんだけど、保四いつまで経っても気づいてくれねぇんだもんよ。だからもうオレから告白しちゃいました」


「なっ!私は中1の時から響市が……」


「ホラ…やっぱりオレ達両想いじゃん?」


ニッとイタズラっ子みたいな笑顔を向けられて、もはや私の脳内は完全にパニック状態。


体中オーバーヒートして、このまま倒れてしまいそうだった。


「響…市……//////」
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