海と空



「えっ!?空?嘘でしょう?こんな馬鹿げた冗談やめてよ。」


そんなことを言いながらもあたしの目は半泣き状態だった。


「嘘じゃないよ。嘘だったら、どれだけよかったか……。」



「じゃあ……ホントにホントなの……?」



「うん。……ゴメンな………親父の急な転勤でさ。本当にごめん。」


とうとうあたしは泣き出した。


「な……んで!空が……謝るの!!!」

気付いたら、叫んでた。



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