メロディ
「それじゃあ自分の番号のところに席を移動するように。」
先生がそれだけ言うと
みんなが一斉に動き出した。
後ろの不登校のおんなのこの席も
一緒にうごかす。
そしたら菅野さんっていう子とぶつかってしまった。
「ごめんなさい。」
それだけいうとあたしはそのまま
自分の席にいったんだ。
8番の席。
隣はやっぱり千葉君。
千葉昂樹くん
自己紹介のときカッコいいなって思って、
名前をすぐ覚えちゃった。
あたしの学年はすごく人数が多くて
8クラスもあるから、
千葉くんのことは知らなかった。
あたしが8番の席につくと
前にいた菅野さんが嫌そうな顔をした。
アカラサマ...