未熟者の傷跡








…よっちゃん、君は神様だ。

そのまま俺は、選択授業が無い水曜日か金曜日を伝える。


「え〜っと、水曜日は俺が駄目だからっと…………。じゃあ金曜日か、金曜日は海人は俺を好きにして良いよ。」

「…ありがと。よっちゃん、君は何て良い奴なんだ。」

「いやいや、お互い様だって。」




俺達は授業に復帰した。
頭は確かに痛い。でも、大した事ない気もする。












俺は後日、よっちゃんと遊びまくり、色々愚痴も聞いてもらった。
よっちゃんは俺の要領を得ない愚痴を、文句一つ言わずに全て聞いてくれた。


後で俺は、わざわざ俺に少し時間をくれた体育の先生に御礼を言いに行った。








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