未熟者の傷跡
バイトは当然だけど初めての事だらけで、毎回のように気付かないうちに爪が千切れたり切り傷を作った。
仲良くしてくれる人がいたのは嬉しかったし、一部の仕事には慣れる事は出来たが、俺はどうも馴染めずにいた。
恐らく俺みたいに感情やコミュニケーション最優先の人は、機械的な便利の代名詞みたいなコンビニには元々向いてなかったのかもしれない。
と同時に、俺は自分の中に一つの変化に気付いた。
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