未熟者の傷跡










入学式の日になった。
俺は会場のホテルに着くまでにかなり迷ってしまい、二十分程無駄にしてしまった。



時間にはギリギリ間に合って、友達はもう全員来ていた。


昼間だけど、「おはよう〜。」とか声かけてみる。
この後友達として仲良くやってかなきゃいけない訳だし、ここはフレンドリーをアピールしておかなくては。






「堀越…………うみひと?………………堀越海人」
俺は入学生一同紹介で、名前を間違えられた。
一番最初に呼ばれたから、かなり目立つ。
俺は、ほ・り・こ・し・か・い・と、だっつの!!







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