未熟者の傷跡

思い出す、あの汗と涙と鼻血の日々…。

…って、黄昏てる暇は無いんだけどな。
肝心の受験はこれからだし。





かくして俺は、願書提出締切の午前中に脚本を全て印刷し、午後に提出した。




俺の家から志望校が近くて良かった。

郵送なんかで送るより、直接持って行く方が、速くて料金も安い。






今回、俺が提出した脚本は三本。



一本目は、中二の時に書いた舞台用の脚本に、大幅に加筆修正を加えた物。

イジメや人を信じる事、恋愛を絡めた代物だ。




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