未熟者の傷跡
三つ目の話は、合わせ鏡による悪魔召喚の伝説から思いついた。
幼馴染の少年に想いを伝えられない主人公の少女は、色々と努力するが少年は想いに気付かない。
主人公は"願いの叶うおまじない"として合わせ鏡を実行するが、出て来たのは悪魔でも天使でも妖精でもない、かつて"おまじない"に失敗した少女だった―――――。少女は江戸時代の少女で、未だに成仏出来てない。主人公は、彼女の成仏の為に奮闘する。
この話の一番の元ネタは、Mix Speaker's,Inc.『Ghorst Orchestra』の曲だ。
しかも、友達に適当に「今こんな話考えてるんだ。」って言ってたら思いついた。
俺自身もビックリだ。
この話で苦労したのは、古事記と月齢を絡めた話である。
文献を読んだり、サイトを調べたりして情報を集めた。
あと、俺は恋する女の子の可愛い想いがよく分かんないので、主人公の少女二人の心情を描くのに苦労した(笑)
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