未熟者の傷跡
そんな感じでドキドキしながら、俺は先生の次の言葉を待った。
「実は堀越は、この夏休み中に大学合格を決めた。何処だっけ、○○芸術大学って云ったっけ?」
俺は頷く。
…良かったぁ、怒られるかと思ったよ(汗)
「皆が適当に遊び呆けてる間に、堀越は色々調べたりして努力したんだぞ。堀越の合格は、学年第一号だ。」
えっ、そうなの?
そんな感じで先生の話は終わり、俺は席に座った。
まさか俺の合格が学年第一号だとは思わなかった。
そのままHRも終わり、俺は必要な書類を先生に提出して、多くの人の祝福を受けた。
皆の「おめでとう」が、こんなに嬉しいなんて。
俺は、皆の合格の時も祝福しようと決めた。
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