未熟者の傷跡
忙しすぎる貴女には、俺の願いは届かない



さて、俺が通う学校にも普通に文化祭は存在して。

俺達3年生も、出来る形で文化祭に参加する事になった。






因みに俺は大のお祭り大好き人間で、中学&高校と演劇部・軽音楽部に所属していた所為で、文化祭はいつも忙しい。


しかし、その年はメンバーの関係上、俺は軽音楽部としてステージに立てない事が既に決まっていた。






「このクラスは、文化祭に参加しますか?参加するなら、何をしますか?」


教卓の前には、女子が二人立っていた。

一人は芹川さん、もう一人は彼女の仲良しで金沢さんだ。

二人は、このクラスの文化祭実行委員だった。





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