未熟者の傷跡
二日目は、終日文化祭の準備だった。
俺はコースやギミックを作ったり、入口の看板を作ったりした。
二日目も遅くならずに、ある程度の時間には帰れた。
ちなみに今日は、よっちゃんと西山は、部活に全力投球である。
そんな感じで、二日目は何事も無く過ぎた。
………………ただ、寂しさが募る。
好きな人と一緒に行事を過ごせないのが、こんなにまでも切なくて寂しいなんて。
俺は知らなかった。
寂しくて、何か、切なくて。
俺は、文化祭の当日を迎えた。
.