6+1


「滝夜、お前の友だちか!?」

高校生の言葉に反応したのは、RIKUではなく星だった。

「滝夜って言うのか!?苗字もカッコいいな!!本名は滝夜りくってのか!?」

「カッコいいのが俺だからな!!まぁ、お前も俺のかっこよさに惚れた1人なんだよな!!」

それから2人で、RIKUのかっこよさについて話ていた。

「あー、盛り上がってるとこ悪いけど、星兄、はやく帰らないと海兄に怒られるよ?」

「げっ…忘れてた…。」

「滝夜、迷惑だから帰った方がいいんじゃないか?」

「瞬!!そうだな!!そろそろ帰るか!!」

「じゃあな!!RIKU!!」

「おう!!またな!!星!!」

RIKUは、瞬と呼ばれる男子と帰って行った。

「いやー、本物はかっこいいなー!!俺もあんなになりてー!!」

帰り道、延々RIKUのかっこよさについて語っていた。

星にも憧れる人がいるのかと、驚いた雪と雷でした。
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