6+1

ーとあるフランス料理店

「おかえり、雪。待ってたよ。」

「空兄、早いね。」

「僕は電車だからね。それより星兄、邪魔。」

相変わらず、星兄には冷たい…。ていうか、海兄も森兄も天兄もいないじゃん。

「雪、雷、学校どうだった?雪はまたいじめられたの?」

「あー、まあね。でも雷が助けてくれたよ。」

明日からまた酷いだろうけどねー。

「原因は雷でしょ。」

「すいません。」

雷も大変だねー。海兄と空兄には逆らえないからなー。

「学校は、僕がどうもできないんだから、雷がちゃんと雪を守ってよ。森と天は役に立たないから。」

弟にそこまで言うか…。

「あと星兄。今日変なことしてないよね?星兄が学校に行った次の日は、雪のいじめが酷いんだから。何やってんのか知らないけど。」

星兄までトバッチリが…。まあ、星兄が学校に来ると、次の日はいつもより酷いからな…。自分の顔を自覚して欲しいよ…まったく。

「取り敢えず、雷は雪を守る。星兄は学校に行かないこと。分かった?」

「「はい。(流石シスコン…)」」

星兄が学校に来なくなるのは嬉しいな♪空兄のおかげだね。
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