君とベンチで…


「んー……ふわぁ~」

起き上がって伸びをする。

「お前よく寝るなぁ…」

「きゃあ!」


ベッドの側に朝に会った人が座っていた。


「忘れ物……」


私の置き忘れた教科書が手渡された。


「…あ!忘れてた……」

「あっはは!忘れるか?普通」

「すいません……」

「はぁ~笑った。じゃあな!気を付けて帰れよ…」

「は……はい!」


少し微笑むとカーテンの外へ出ていった。



………どうしよう。

あの人、私のタイプ!
どストライク!
好きすぎる!

この学校の先生?


ああ…どうしよう……
ドキドキしてきた
体が熱い……。


あの時はちゃんと顔を見れなかったけど、
改めて見たら私のタイプだった。



それは"白石先生"だった。

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