ヒャクニチソウ
幸せ
 [って黒葉(くろば)のこと思うけど、これっていったいなんだ?]


 [涼、それって・・・恋じゃね?]


 大(だい)と二人きりの教室がしーんとなった。
 

[・・・えっ?]


あまりにも衝突過ぎて思わず聞き返してしまった。

 俺は、[知念 涼(ちねん りょう)]
現在、中学3年生。友人いわく僕は、ちょっとかわいいらしい。
 今はそんなこと、どうでもいい。今、僕は黒葉に恋をしていることを知って正直驚きまくっている。


 [へぇ~、涼って恋してんだぁ~、しかも黒葉に。]


 [うっ・・・うっるさい!!!だっ大だって黒葉の親友の根音(ねおん)に片思い中のくせに!!!]


 [だあぁ~~、それを言うなぁ~]

 
  ガラガラガラ


 [・・・二人とも・・・何してんの??]


来た・・・・!!!!僕の好きな人[青原 黒葉(あおはら くろば)]が・・・・

 
[おっ!!黒葉、丁度よかった!!!実は涼がおまっ・・・・]


俺は、大の口を押さえる。

 
[いっいやぁ・・・なっ何でもない。そっそれよりさっきの話聞いてた?]


[・・何のこと??]

 
[・・聞いてないならいいんだ。]

 
[・・・変なの・・・]

 
黒葉はそう言って去った。

 
[あぁあ~、彼女が帰っちゃった。早く告白しちゃえよ。]

 
[うるっさいなぁ・・・いずれするよ。い・ず・れ]

 
[あっそ、じゃあオレ黒葉に言うな。おーい、黒葉ー]

 
[わかった!!、わかったから!!今日言うって。]
  
 
[マジで!!!]


しまった・・・・・
そんな、めちゃくちゃな約束をしてしまったため今日、黒葉に告白することになってしまった。
< 1 / 4 >

この作品をシェア

pagetop