ヒャクニチソウ
[慧ってさぁ、ホント涼のこと好きだよねぇ。]


[・・・・そうか?]


[だっていっつも家に帰ると涼ちゃん涼ちゃんうるさいもん。慧のこと、同性愛者か?って本気で思っちゃったもん]


[ひっでぇー、お前。]


[うっさいなぁ・・・バーカ。ふふふっ]


 黒葉は笑いながら言う。そんな黒葉が可愛くて、頭を撫でてしまう。
しかし、何故かそっから沈黙が流れる。




 

・・・何話そっかな・・そんなことを考えてる間に沈黙を破ったのは黒葉だった。


[あっあのさぁ、子供生まれたら何て名前付けたい?]



・・・えっ?何この衝突すぎる質問。てゆうか、僕と結婚するつもりなのか?


[あっ別に変な意味ないよ。・・・・・涼とは、結婚したいけど・・・]


 あっ、したいんだ。


[じゃあ・・・青。]


[何で?]


0.1秒で答えが返ってきた。早くね?


[・・・俺さぁ、空が好きなんだもんね。空ってゆー名前じゃフツーすぎるから空の色から取って青。男女共通でいいでしょ?]


[あっ!!それ良い!!・・・・でも・・・空って赤いときも、黒いときもあるよ?]


 うっ・・・イタイとこ付いてる。


[いーの☆細かいことは♪]


と言って俺は逃げた。


[あっ!ズルーイ!!!]


そういって黒葉も走りだした。
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