死神の嘲笑
換気が終わったと判断すると、臨は口を開く。

「今から、入るから」


仕事でも、マンホールの中には入った。

けれども、このような謎の地で仕事と同じことをするとは思いも寄らなかった。


が、本当の仕事と違い、『味方』となってくれる存在がいる。


感慨深く思いながら、臨はゆっくりとマンホール中の梯子を降りていった。

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