死神の嘲笑
学校へ通うのが、嫌でたまらない。


朱理の症状は、どんどん悪化していた。

教師には事情を説明していたものの、生徒には伝えていない。

『サボりだ』

宿題をこなせない朱理に向けられる、冷たい視線。

学校へ向かうのが怖くて、夜に眠れなくなった。

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