死神の嘲笑
「死神、ですか。漫画やアニメの世界だと思っていたのに」

ポツリと梓が口にした。

「同感です。まあ、詳細はすぐに語ってくれるでしょう」

臨は彼女を落ち着かせるような口調だ。


「あの、俺はこの方と一緒に来たのですが、あなたはどのようにしてこの地へいらっしゃったのですか?」

「ああ、さっき答えそびれたけど、私の名前は三留梓だから」

尋ねられた臨より前に、梓が友弥に言った。

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