死神の嘲笑
「やはり、死神王のヒントは的確だ。ということは……」
「……あとは友弥の何だっけ? 炭酸カルシウムだけ」
臨の言葉を引き継いだ梓に、友弥はムッとした視線を送る。
「水酸化ナトリウムだから。しかも、俺のもの、って紙には書いてなかったよ」
「あんただけ直接箱に関わってないから、水酸化何とかは友弥がどうにかするんだよ」
「勝手に決めないでよ、梓さん」
若干の険悪ムードを感じ取った朱理が、言葉を発する。
「ちょっと、箱を金庫にしまってくるから」
「宜しくねえ」
梓の声を背で感じながら、朱理は部屋へ足を踏み入れた。
「……あとは友弥の何だっけ? 炭酸カルシウムだけ」
臨の言葉を引き継いだ梓に、友弥はムッとした視線を送る。
「水酸化ナトリウムだから。しかも、俺のもの、って紙には書いてなかったよ」
「あんただけ直接箱に関わってないから、水酸化何とかは友弥がどうにかするんだよ」
「勝手に決めないでよ、梓さん」
若干の険悪ムードを感じ取った朱理が、言葉を発する。
「ちょっと、箱を金庫にしまってくるから」
「宜しくねえ」
梓の声を背で感じながら、朱理は部屋へ足を踏み入れた。