死神の嘲笑
「そりゃあ、願いを叶えてもらって状況を改善してもらうことはできるよ。でも、俺は皆と一緒にいるほうがいいような気がする」

「実際、私も友弥君と似たようなことを考えていた」

「確かに、友弥に同感かも」


過去の過ちを告白するかのような口ぶりの三人に、臨が提案する。

「僕もどちらかというと、同じ気持ち。それなら、最終日である明日はここをゆっくりと散策するみたいな気楽さで過ごさない?」

「「「賛成」」」

『味方』同士は顔を見合わせ、笑顔を浮かべた。

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