死神の嘲笑
横一列に並べられていた、四つの椅子を、円のように置くよう、臨が提案する。

不思議だと感じつつも、三人も従った。


「円陣みたいにして、より結束力を高めたいと考えました」

「俺、いいアイディアだと思いますよ」

「ありがとうございます。そこで、僕から一つ、お願いがあります」


六つの瞳が、臨を見据えた。

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