大好きでした
「何番?もしかして、23?」

「えっ…うん。」

「俺、24やから俺の前やわ」

「あ…ありがとう」


これが私と彼の始めての会話。


ただの確認。


きっと彼は覚えていないでしょう。


だけど、その時私は
彼の優しくて人懐っこいその笑顔に助けられたんです。
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