魔物に恋をしてしまった

ちょうど電車が来て二人で乗り込む


「そういえば、家どこなの?あ、魔族って本拠地みたいなのがあったりするの?」

そう言った瞬間、肩を引っ張られた

近くには蘭の顔が…

耳打ちするように小さな声で

「お前、さっきはホームに誰もいなかったからいいものの今は人がいるだろ?大声で言うな。わかったか?」

「ち、近いっ!わかった!だいたい さっきから《お前、お前》って…私には來末って言う立派な名前があるんだから」

どうやら魔王とか魔族というのはあまり人に知られちゃいけないらしい


「はぁー。」

溜め息つくって…

私、あきれられてるのか

っていうか電車に乗ってる人の目がいたい…

そんなにうるさ過ぎた…?

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