魔物に恋をしてしまった

急いで家に入ると

「お帰りなさーい♪蘭さん」

えっ…

「ただいま」

妹の華乃が普通に出迎えている

何で蘭を知ってるの?

っていうか〔お帰りなさい〕って…?


「あぁ、蘭くんお帰り~♪今 ご飯できるから待っててねぇ」

…お母さんまで

「ねぇ、みんな何で蘭を知ってるの?」

「…え?あれ、…來末姉…だよね?」

華乃が変なことを聞いてくる

「当たり前でしょ?」

お母さんまでなんだか少し唖然としてる…

「えっと…どうしたの?」

「…何か來末姉なのに、來末姉じゃない感じ…。色気ムンムンみたいな?」

色気ムンムン?

「お母さんも今そう思ってた。來末の顔が変わったわけじゃないのに、すごく綺麗になったみたいな感じなのよね~」

すごく綺麗?

「そうそう!そんな感じ!!」


「…蘭、ちょっと話があるんだけど?」

「あぁ、俺の部屋に来ればいいだろ?」

ん?

「…俺の部屋 っ て何?」





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