キミといた。
お婆ちゃんと仲の良かった3人。
小さい頃こうして遊びに来たあたしにお菓子などをくれたりと、優しくしてくれた方々だ。
久しぶりのあたしの登場に、おばさん達の会話は弾む。
あたしは愛想笑いでそれらを受け止める。
「中学生だっけ?」
「…いいえ、高校1年になりました」
「わー、だからよ! 随分大きくなっちゃって、最初誰だか分からなかったわ!」
これが嫌だったのだ。
一人娘のあたしはこうしてここに来てはアレやコレやと持ち上げられる。